MoncMoncMAZAGINE

Read Article

富と所得格差は当然、搾取される中間層は立ち上がれ! ピケティが明らかにした21世紀資本

トマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本』がバカ売れしている。
ボリューム的にも内容的にも結構読むのに時間がかかる本だが、
世界的にも日本でもベストセラーとなっておりテレビなどでも話題になっているのは、
それだけ理論が革新的なのと、内容が人口のボリュームゾーンである中間層に響く内容だったからだと思います。

富と所得格差は当然、搾取される中間層は立ち上がれ! ピケティが明らかにした21世紀資本


amazon 21世紀の資本

スポンサードリンク

トマピケティはなぜ人気か


ピケティの理論が新しいのは、
資本主義社会では富と所得格差が必然的に広がるという理論を大量のデータから読み解いたところにあります。
これだけだとなんとなく当然に思えますが、ピケティーは第一次や第二次大戦より前の今から200年間の世界各国の租税データの調査分析をしてまとめたところに革新性があります。

アメリカの所得格差は、人口の1%が所得の25%を保持しており、10%が50%を占めている状況にあるということです。
また、資産格差としては、さらに驚異的なデータがあり、10%の人が70%の資産を保持している状況だといいます。
中間層としては、11%~50%の人間で25%、残りの半数の人間(つまり51%~100%)は、5%しかないとのこと。

ヨーロッパでは、若干比率が異なり、10%が60%、11~50%が35%、51~100%が5%だということで、少し比率は異なるものの人口の半数の人間はほぼ資産を保持していないということが明らかにされております。
200年前のヨーロッパではどうだったか(アメリカは、200年前だと建国したてであまりデータ的に意味をなさない)

1810年のデータだと、上位10%が90%の資産を保持、中位が5%と下位層が5%を保持していたということで現在よりも富裕層の富の独占があったようです。200年経過して中間層が厚くはなったものの下位50%の人間は変わらず所得や資産は保持できていない状況にあると言えます。


スポンサードリンク

画期的な法則、資本収益率(r)>経済成長率(g)

富裕層に富が偏在することを公式にしたものが、『 r > g 』という法則。
rは、資本収益率。gは、経済成長率。
つまり、資本収益率が経済成長率を上回る。
…と書いてもわかりにくいですが、簡単にいうと、時間の経過とともに普通に生活しているより、資本を持っている方がより金持ちになるということです。

もっとわかりやすくいうと、
200年の間はずっと、
金持ちはより持っている資産をいろいろと投資していくことで、より資産が増えるということがいえます。
それは、中間、下位層が経済成長により、給料が増えたり、貯金して利子をもらったり一般の暮らし向きが良くなる率よりも大きいといえます。

これだけ聞くと中間層はまだしも、下位層の人間はフランス革命などにならい、富の再半分を求めて税制改革やしいては革命に走りかねない話ですが、ピケティ氏も21世紀の資本では、累進性の強い課税など富裕層への税制改革による富の再配分をすべきと結論づけております。

日本でも消費税アップや相続税の改定など税制改革というのは感心ごととなっておりますが、だれしもが納得の良い制度を発明できれば一番ですが、ピケティ氏は膨大なデータを考察し、それに向けた問題提起をしてくださったという点では非常に意義のあることだったのではないかと思います。

スポンサードリンク
URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
* (公開されません)
*

Facebookでコメント

Return Top